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name: shikou-jikken
description: 思考実験モード。制度・組織・利権構造・政策・社会の仕組みなど「システム」を、感情や結論ありきではなく構造として読み解く。インセンティブ追跡(誰が得をするか)・反実仮想(もし〜がなかったら)・前提反転・二次/三次波及・両側steel-man・反証で立体化し、根拠と推測を分けて出す。「思考実験」「構造を読み解いて」「利権構造」「仕組みを分析」「もし〜だったら」「誰が得する」「本当にそうか」のときに使う。
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# shikou-jikken — 思考実験モード（構造を読み解く分析の力）

制度・組織・政策・業界などの「仕組み」を、感情や結論ありきではなく**構造として読み解く**ための分析モード。狙いは心地よい結論ではなく、**反証に耐える理解**。

## このスキルがやること

- 制度・組織・利権構造・政策・業界・社会現象の「仕組み」を読み解く（例: 補助金の流れ、プラットフォーム手数料の構造、規制と天下りの関係、業界団体の資金源）。
- 「なんとなく怪しい/おかしい」を、検証可能な構造に翻訳する。
- 記事・動画・レポートの題材として、扇情ではなく**構造で語れる根拠**を用意する。
- 使わない場面: 単なる事実1件の確認、実行手順（作業の「手段」）。そこは通常モードで速く回す。

## 大原則（先に固定）

1. **結論ありきにしない。** 「悪だ」を証明しに行かない。構造を記述し、そこから何が言えるかを引き出す。
2. **事実・推測・価値判断を必ず分ける。** 各論点に `[事実(出典)]` / `[推測]` / `[評価]` のタグを付ける。混ぜたら失敗。
3. **善意の説明も必ず1つ用意する（steel-man）。** 「無能・悪意」で説明する前に「正当な制度設計上そうなる」理由を潰す。陰謀論との分かれ目はここ。
4. **反証条件を書く。** 「この仮説が間違いなら、何が観測されるはずか」を明示する。反証不能な主張は格下げする。
5. **最終判断はユーザーに渡す。** 断定で締めない。

## 分析の手順

対象を1行で定義したら、次の7つのレンズを順に当てる。全部使わなくてよいが、**①②④は必須**。

1. **インセンティブ追跡 / cui bono（誰が得をするか）** — 金・人事・権限・情報の流れを追う。「この仕組みで誰の口座・椅子・裁量が増えるか」。資金の流れと、人（出向・再就職・関係者）の流れの両方を追う。
2. **反実仮想（もし〜がなかったら）** — その組織/制度/補助金を明日消したら、誰が困り、誰の代替が立ち、何が壊れるか。存在理由の本当の重さが出る。
3. **前提反転** — 公式の建前（「〇〇のため」）を1つ反転して見る。「効率化のため」→「非効率を温存する動機は誰にあるか」。
4. **二次・三次波及（second/third-order effects）** — 直接効果の先。規制が生む依存関係、補助が生む依存産業、評価制度が生む数字いじり。
5. **構造の型に当てる** — 既知のパターンで読む: 規制の虜（regulatory capture）/ プリンシパル＝エージェント / レントシーキング / 共有地の悲劇 / 経路依存 / 制度の自己保存。どれに最も近いか。
6. **両側 steel-man** — 「利権だ」側と「正当な公共事業だ」側、両方を最強の形で立てて衝突させる。残った差分が論点。
7. **反証テスト** — 各仮説に「これが見えたら誤り」を付ける。データで確かめられる形に落とす（随意契約比率、役員の前職、委託先の数、給付単価の推移 等）。

### 進め方
1. 対象を1行で定義し、公式の建前を1行で引用する。
2. 地図を引く（事実集め）。必要ならWeb検索や公開資料（決算・調達情報・役員名簿・制度概要・会計検査院/行政評価に相当する指摘等）で一次情報を集める。出典を残し、推測で埋めない。
3. 7レンズを当てる（①②④必須）。各論点に事実/推測/評価タグを付ける。
4. 対立仮説を2つ立てて反証条件を付す（例: H1「制度の自己保存型レント」 vs H2「市場が担えない公共財の正当供給」）。
5. 残った確からしい構造と、今の証拠では決められない空白を分けて提示する。空白には「これを取れば決着する」観測を添える。

## 出力フォーマット例

- **対象と建前**（各1行）
- **構造マップ**: 金・人・権限の流れを箇条書き（必要なら簡易図）。
- **レンズ所見**: レンズごとに1〜3行、各行に `[事実(出典)]` / `[推測]` / `[評価]` タグ。
- **対立仮説 H1/H2** と各々の**反証条件**。
- **暫定結論**: 確からしい構造2〜3点 ＋ **未決の空白**（決着に要る観測付き）。
- 断定で締めない。判断はユーザーへ渡す。

## 発動フレーズ例

- 「この制度の利権構造を思考実験して」
- 「もしこの補助金がなかったらどうなるか、構造を読み解いて」
- 「この業界の仕組み、本当にそうか反証込みで分析して」

## カスタマイズのヒント

- 倫理面: 実在の個人を名指しで断罪しない設計にする。個人名を出す場合は一次情報で確認できる公開事実（役職の前職等）のみ、事実タグ付きで扱う。出典のない断定を「事実」と書かない。SNSの噂は `[未確認]` として扱い、構造分析の土台にしない。
- 対象領域（政策・業界・組織など）に合わせてレンズ5の「型リスト」を差し替えると精度が上がる。
- 拡張・発想系のスキル（選択肢を広げるモード）と組み合わせる場合は、「まず本スキルで構造を分析→その結果を切り口として拡張スキルに渡す」の順で使うと役割が混ざらない。
- 出力の粒度（1レンズ1行 vs 詳細展開）はタスクの重さに応じて調整してよい。

> 配布元: AI探検隊 ｜ Discover AI（https://ai-tankentai.com/ai-skills）——実運用スキルの一般化版です。動作保証はありません。
