💥 事件発生 — 曲が、増えすぎた
当サイトのジュークボックスに34曲。でも、それは氷山の一角だった。
作曲AI「」が楽しすぎて、気づけば作った曲は100曲超え。サイトの主題歌、J-POP風、作業用BGM……。しかも1回の生成で2テイクできるから、増えるスピードは2倍。
問題は保存。公式サイトでは曲ごとにメニューを開いて、ダウンロードを選んで……の繰り返し。100曲なら100回。指がつる。心が折れる。
ぼく曲はぜんぶ、ぼくの手元のフォルダで管理したいんだ。バックアップにもなるし。でも1曲ずつはもう無理!
クロード「一覧からチェックして、まとめて保存」できる道具を作ろう。まずは曲がどこにあるのか、調査からだ。
🕵 調査 — 曲リストは「合言葉」の向こう
Sunoのサイトの裏側をのぞくと、仕組みは意外とシンプルだった。
調べてわかったのは2つ。①自分の曲の一覧は、Sunoの(プログラム用の窓口)に頼めばもらえる。②音源のファイル自体はという配信サーバーに置かれていて、曲のIDさえ分かれば受け取れる。
ただし①には「本人であることの証明」が要る。それが——本人証明の合言葉だ。
クロード道具の本体はだけで書くよ。追加の部品を1つも入れないから、Pythonさえあればどこでも動くし、部品の劣化で壊れることもない。
ぼくで、その「合言葉」はどこで手に入るの?
⏳ 強敵あらわる — 合言葉の寿命は「約1分」
合言葉は、ブラウザの「開発者ツール」から取り出せる。ただし、こいつが曲者だった。
Sunoにログインした状態でを開き、決まった命令で合言葉をコピー。それをツールに貼れば曲リストが届く——はずが、「期限切れです」。
ぼくえ、さっきコピーしたばっかりだよ!? もう期限切れ!?
クロードこの合言葉、寿命が約1分しかないんだ。セキュリティとしては正しい設計だけど、のんびり貼ってたら間に合わない。合言葉は「コピーしたら、すぐ貼って、すぐ押す」。これが鉄則。
ぼくあと、コピーの命令を貼ろうとしたら「貼り付けブロック」って怒られたんだけど……。
クロードそれはブラウザの保護機能。初回だけ解除の合図を打てばOK。実行後に「undefined」と表示されるのも故障じゃなくて正常だよ。——この手の「初見殺し」、全部ツールの画面内にガイドとして書いておこう。
🛡 つまずきは、ぜんぶ画面に書いておく
期限切れ・貼り付けブロック・「undefined」表示・形式間違い……初見で必ずつまずくポイントを、ツールの画面内に手順ガイドとFAQとして常設した。さらに貼られた合言葉の形式チェックも追加して、間違ったものを貼ると日本語で理由を教えてくれる。未来の自分は、今日のつまずきを全部忘れているからだ。
🎉 完成 — チェックして、まとめてお持ち帰り
合言葉を攻略すれば、あとは快適そのもの。一覧が出たら、選んで押すだけ。
画面に全曲リストがずらり。「未DLのみ選択」を押せば、まだ持っていない曲だけにまとめてチェックが入る。あとは「選択した◯曲をダウンロード」——進捗バーが伸びて、終われば「保存◯/スキップ◯/失敗◯」のまとめ表示。
同名ファイルは自動スキップ。失敗があっても、もう一度同じ選択で実行すれば続きだけ落ちる。
Sunoは1生成で2テイクできるので、同タイトルには「_tk1」「_tk2」を自動で付けて区別。
まだ作りかけの曲を落とすと不完全なファイルになるため、自動でスキップして後回しに。
保存先はいつもの音楽管理フォルダを既定に。曲リストはに覚えさせて、次回は合言葉なしで前回リストから選べる。
ぼく100回のポチポチが、チェック→ボタン1回になった……! 着手からここまで約30分って、うそでしょ。
クロード「自分専用」だから速いんだ。画面の見た目も配布の準備も最小限でいい。困りごとが具体的なら、道具は一瞬だよ。
1曲ずつの苦行が、
「選んで、押すだけ」になった。
🔬 おまけ — 「安全設計」を最初に決めた
合言葉を扱う道具だからこそ、書き始める前にルールを3つ決めた。
トークンは曲リストを読むその瞬間に1回使うだけ。ファイルにもキャッシュにも残さず、Suno以外のどこにも送らない。
つなぐのはSunoの「曲リスト係(API)」と「曲の倉庫(CDN)」の2か所のみ。それ以外への通信は存在しない。
ツールのサーバーは自分のPCの中からしか接続できない設定(127.0.0.1)。同じWi-Fiの別の機器からも見えない。
🧠 なぜ最初に決めるのか
安全対策は、あとから足すと必ず漏れる。「保存しない・送らない・外から触れない」を仕様の1行目に書いてからコードを書き始めれば、危ない設計はそもそも生まれない。これは今回のような小さな道具でも、大きなサービスでも同じ。
⚠ 使い方のおやくそく。 このツールは、自分のアカウントで自分が作った曲を、自分のPCに整理保存するためのものです。トークン(合言葉)は有効な間アカウントの鍵として機能するので、他人に渡さない・素性の分からないサイトに貼らないこと。また、生成した楽曲の利用範囲(商用利用の可否など)は加入プランによって異なるため、Sunoの利用規約の範囲で使いましょう。
❓ よくある質問
Q1. Sunoって何?
歌詞やスタイルを指示すると、歌入りの楽曲をまるごと生成してくれる作曲AIです。当サイトのジュークボックスで流れている曲もSuno製。1回の生成で2テイク作られるので、曲はどんどん増えます(それが今回の事件の発端です)。
Q2. 合言葉(トークン)を使うのは危なくないの?
このツールでは「読む瞬間に1回使うだけ。保存も送信もしない」という設計を最初に決めて作りました。逆に言うと、トークンを他人に渡す・よそのサイトに貼るのは、アカウントの鍵を渡すのと同じなので厳禁です。
Q3. このツールは配布してる?
していません。自分の曲を自分のPCに整理するための、完全に自分専用の道具です。ただし作り方はこの記事のとおりシンプルなので、生成AIに相談しながら誰でも同様の道具を自作できます。それがこの記事のいちばんの持ち帰りです。
🌙 教訓 — 「自分専用」は、最強のショートカット
朝9時半に相談して、朝10時には100曲がフォルダに並びはじめていた。
📌 この一件で学んだこと
- 「自分専用」と割り切ると、開発は10倍速い。見た目も配布準備も最小限。困りごとが具体的なら30分で形になる。
- 安全設計は、最初の1行目に書く。「保存しない・送らない・外から触れない」を決めてから作り始める。
- つまずきは画面に書いておく。未来の自分は必ず忘れる。ガイドとFAQはツール内に常設する。
- 失敗しても続きから。重複スキップと再実行の仕組みがあれば、途中で失敗しても怖くない。
このサイト「AI探検隊」は、AIで「Webサイト・音楽・画像」を実際につくって見せる場所です。 同じ日の朝には第3巻「ナレメーカー」も生まれました。1日で道具が2つ。 AIとの道具づくりは、思い立ったその日が完成日です。